内部SEO施策で重要?「良質なコンテンツ」とは何か
2012年のペンギンアップデート以降、外部リンクによるSEO施策の依存比率は下がることとなりましたよね。
2016年9月に入り、Google検索に大変動が続いていることから、「もしかして、ペンギンアップデートきてる?」などの声が多いですが、内部SEOさえしっかりしていれば、“あまり影響はない”ということもありえます。
むしろ、内部SEO対策のみを普段から意識することで、「良質なコンテンツ」をつくり上げることに意識が強いのではないでしょうか?
ではいったい、「良質なコンテンツ」とは何なのか、ということを考えてみました。
■コピペの集まりであるキュレーションメディアは「良質なコンテンツ」なのか?
Googleの検索エンジンでも上位の割合を占めるのは、「キュレーションメディア」ですよね。
最近は、某・企業によるキュレーションメディアが、「引用元がない」、「元の文章をリライトしている」、「リライトをクラウドワークスなどで外注発注し、著作権責任はライターに押し付ける」といったことが、反感を買っているようです。
そもそも、Googleは引用ばかりのコンテンツは“低質なコンテンツ”と判断することから、引用タグばかりで構成されているキュレーションメディアは、今年の夏以降に順位変動が大きく起こっています。
特に顕著なのが、女性向けキュレーションメディアで、それらのキュレーションメディアは「アプリ」での広告収入に移行しています。
とはいえ、まだまだGoogle検索エンジンで物事を調べるユーザーは多く、検索エンジンがただちになくなるということは考えられません。
たとえばフリーランスとして「アフィリエイト収入」を行っている個人であれば、アプリ制作にかかる費用よりかは、「コンテンツづくり」に注力している傾向が強いです。
ですので、検索エンジンの上位を占めるキュレーションメディアにより“内容がパクられる”ということが起こると、多くの反感を買ってしまうのです。
著作権ではグレーゾーンでも、道徳的には「悪」とみなされてきている風潮すらあるのが、現在のキュレーションメディアでしょう。
■良質なコンテンツとは何か?
内部SEOの話に戻ると、内部SEOの対策には「良質なコンテンツづくり」が最も大事だと言われます。
サイトが良質なコンテンツばかりだと、それだけで検索順位は大きく改善されることになる。
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非常に基本的なことばかりだが、既にサイト内に良質なコンテンツを投稿しており、さらにそれぞれのコンテンツが適切にインデックスされていると、これだけでも検索順位は大幅に上がる。
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ランキングエンジンは、今ではほぼ純粋にコンテンツの質のみで検索順位を決めるようになってきている。
つまり、当記事でお伝えした内部対策を徹底して行い、その上でライバルサイトよりも圧倒的に良質なコンテンツがあれば、それだけで上位表示は達成できる。
逆に、ここでお伝えした全ての施策を施しても、現状のコンテンツが貧弱であればほとんど意味がない。あなたが本気でSEOを攻略したいのであれば、最も時間をかけるべきは圧倒的に良質なコンテンツの作成だということを改めて認識しよう。
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内部対策はコンテンツを適切にGoogleに伝える手段
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コンテンツの質というのは、ユーザーにとって質が良いということです。
質の良いコンテンツは誰かに紹介したくなるため、自分のブログで紹介したり、ソーシャルメディアで拡散されたりします。そうすると、被リンクが発生したり、多くの人の目に触れるため、そこからまたリンクが張られるような動きになります。コンテンツの質が悪いとそうはなりません。
検索エンジンのクローラーは、コンテンツの質を理解することできません。どうやっても、人の評価に頼らざるを得ないのです。
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まず、内部SEOで最も重要なのは、コンテンツの質の向上です。
訪問者にとって役に立ち、興味を惹く内容のコンテンツを作る事が重要です。その他、検索順位に影響するページタイトルや見出しタグ等も重要となります。
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要は、「良質なコンテンツ」=「人間に自然にリンクされるコンテンツ」ともいわれ、不自然な被リンク、ブックマーク、文章の寄せ集めが、「低質なコンテンツ」と判断されるわけです。
ただ、そのカラクリをグレーゾーンでくぐり抜けているキュレーションメディアが今、問題になっているわけです。
当ブログは営利目的ではありませんが、たとえば営利目的のブログメディアが引用によるものであれば、「オリジナリティ」はなくなるでしょう。
むしろ、「オリジナリティ」を「拝借」していることから、著作権のグレーゾーンをくぐり続ける限りは、「良質なコンテンツ」=「みんなが同じく知るコンテンツ」になってしまう恐れもあるわけです。
2014年から2015年にかけて、キュレーションメディアは大いに発達しました。
実はかくいう“これを書いている人”も、某・女性向けキュレーションメディアのリアルタイムをチェックしていた時期があります。
常に20,000人を超えるアクティブユーザーがいるサイトの一日の収益が、もし“引用によるものばかり”であれば、多くのブロガーから反感を買うのも不自然なことではないのでしょう。
【画像出典】
photo AC